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その不調の原因、タンパク質不足かも?

人間の身体の20%はタンパク質でできている

タンパク質は、脂質・炭水化物と並んで、人間の身体をつくるのに必要なエネルギー産生栄養素のうちの一つです。

そして人間の身体の約20%はタンパク質から成っているとも言われています。

20%は少なく聞こえるかもしれませんが、人間の身体の約60%が水、と考えると大きな割合を占めていることがわかります。

筋肉や内蔵だけでなく、肌、髪、爪といった美容でも重要になってくる部位をつくっているものでもあります。

そしてタンパク質はそれだけでなく、酵素やホルモンなどの身体の機能を調節する大切な役割も担っています。

タンパク質が不足するとどうなる?

では、タンパク質が不足すると、身体にどのような不調が起きるのでしょうか?

まずは、髪や爪、肌がボロボロになってしまいます。

これは前述の通り、タンパク質が髪や爪、肌を構成しているからです。

しかし、身体中のタンパク質が不足すると、生きていくのに必要な内蔵に優先してタンパク質が送られ、髪や爪、肌は後回しにされてしまうのです。

また、むくみが発生しやすくもなります。血液中に含まれるアルブミンというタンパク質が、血管内と血管外の水分調節の役割を担っており、これが不足すると血管内の水分が外に流れ出てしまうことが原因です。

そして、タンパク質の不足は基礎代謝量の低下によって痩せにくい身体をつくってしまいます。

ダイエットだからといって過度な食事制限をして低カロリーな食事ばかり摂っていると、余計に痩せにくくなってしまうのです。

タンパク質はどうやって摂る?

では、こんなにも身体にとって大切なタンパク質ですが、実際はどうやって摂取していったらいいのでしょう?

人間が一日に必要なタンパク質は男性で約60グラム、女性で約50グラムと言われています。

鶏もも肉100グラムに含まれているタンパク質が約25グラムなので、鶏もも肉を1日に400グラム食べる計算です。

しかし、鶏もも肉だけを食べるわけにもいきませんし、何よりタンパク質は単一の食材からよりも様々な食材を組み合わせて摂取することが効果的とも言われています。

タンパク質が多く含まれる食材は主に、肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品です。

タンパク質が多く含まれている食材、そして1日に必要なタンパク質量を頭に入れておくだけで、普段の食事選びも変わってくるかもしれません。

例えば、お昼ごはんのコンビニの商品を一つサラダチキンに変える、お酒のつまみを枝豆や魚介類にする、そうやって少し意識するだけでもタンパク質は摂ることができます。

食事で摂ることが難しい方は、プロテイン飲料やプロテインバーなどを上手く利用するのも良いですね。

このように、普段の食生活に少しでも意識してタンパク質を取り入れることで、健康で美しい身体作りをしていきましょう。

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